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第 1310 話

Penulis: 水原信
年齢は小さいとはいえ、どこが「安心できる場所」なのか、希実にはちゃんとわかっていた。

この家には血の繋がりはなかったけれど、みんなが優しくしてくれた。そして、なにより安全だった。庭で泥遊びをしていても、いつ逃げ出す準備をしなきゃいけない、なんてことはなかった。

でももし強制送還されてしまったら、任務は未完のまま。結局、家族に会うこともできず、一人きりで街をさまようしかない。

そう思えば思うほど、希実の心は絶望に沈んでいった。

「悪いことしたの、わかってる……もう絶対にしない。二度と誰にも傷つけたりしない……だから、お願い、ここにいさせて!」

たとえ星月お兄ちゃんがもう遊んでくれなくても、それで
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