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第 1678 話

Auteur: 水原信
「軍は軍、ここはここよ。あなたが来てくれたのに、手薄なもてなしなんてできないでしょう」

海咲は紅の手を引いた。二人が顔を合わせるのは本当に久しぶりで、紅を見ると、自然と亜のことまで思い出される。

彼女は、これ以上踏み込んで邪魔をするつもりはなかった。

紅は穏やかに笑った。「そんなこないよ。ところで聞いたけど、ファラオが病気だって。本当?今の具合はどうなの?」

「もう化学療法に入ってるわ。あの癌は……何とも言えないのよ」

何十年も生きる人もいれば、診断されて数日で亡くなる人もいる。

紅は言った。「お見舞いに行きたいな」

かつて彼女と白夜は、ファラオの手で育てられた。後に刀吾に操られた時期もあった
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