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第6話

Auteur: ちょうどいい
実家に電話して、私はすぐに退院の手続きを済ませた。

それから数日、翔吾が病院に来ることはなかった。届いた電話やメッセージは、全て無視した。

離婚の手続きさえ残っていなければ、とっくに連絡先を全部ブロックしていたのに。

退院する当日、翔吾がやって来た。

左手には弁当箱、右手にはユリの花束を持って、私の機嫌を伺った。

しかし私は彼を無視して、弁護士に用意してもらった離婚協議書と離婚届を突きつけた。

「あら、来たんだ。これにサインして」

翔吾は渡された書類を見て、また眉間にしわを寄せた。

私がすでに荷物をまとめ終え、ベッドも空いたのを見ると、彼の表情がさらに曇った。

「勝手に退院するなんて、誰が許可したんだ?なぜ俺に一言も相談しないのか?」

離婚の話をわざと避ける翔吾に、もう我慢の限界だった。「翔吾、あなたに私を縛る資格なんてないわ。それに、そんな偉そうな態度で話すのはやめて。私はあなたの所有物じゃないの!

私の要望は、弁護士さんから聞いているでしょ。もう二度と言わせないで。あなたとは離婚する。それ以外の選択肢はありえないわ」

翔吾が無理して保っていた冷静さがついに剥
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