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第4話

Author: 腹黒キャラ
翔太は、麗奈が抱えるその大きなバラの花束を見て、一瞬だけ顔をこわばらせた。

「麗奈、どうして俺にそんな派手な花を……」

しかし、車から降りた麗奈は彼を一瞥もせず、真っ直ぐ俺の元へと歩み寄ってきた。

「あなた、サプライズよ!悠真の誕生日を忘れるわけないじゃない!

とっくに航空券も手配してあるわ。今夜、ご飯を食べ終わったら、そのまま海外に飛び立ちましょう!」

麗奈が俺の前に辿り着くより早く、横から伸びてきた手が彼女の腕をガシッと掴んだ。

「麗奈、なんで知らないフリなんてするんだよ?」

翔太は唇を尖らせ、いかにもすねたような表情を作った。

そのひどく馴れ馴れしい口調に、その場にいた全員の視線が二人に突き刺さる。

同じボランティアグループの保護者たちは、あからさまに軽蔑の色を浮かべていた。

俺もまた、この茶番がどう転ぶのかを静かに見守っていた。麗奈は本当に不倫をしているのか、それとも――。

だがその時、皆の注目を一身に浴びる麗奈の顔に浮かんだのは、困惑だった。

「……あなたは?」

翔太の顔に張り付いていた期待が、音を立てて砕け散った。彼は信じられないというように目を見
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