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第664話

Penulis:
色鮮やかで大粒のブルーベリーとチェリー、爽やかな抹茶タルトとベリームース、そして無糖のコールドブリューコーヒー……

彼女の視線は誰にも気づかれないほど一瞬凝固した。

気のせいだろうか。これらのものはまるで、自分のために特別に用意されたかのようだった。

フルーツはちょうど自分が好むいくつかのものであり、スイーツの味も多くはあっさりしてしつこくないもの。コーヒーでさえ、自分がたまに眠気覚ましに飲む習慣と一致している。

彼女は平然と目をそらし、ただそのコーヒーのカップだけを手に取った。

「私はこれだけでいいわ。残りはあなたに譲る」

「静奈さん、フルーツもスイーツもすごく美味しいんですよ。食べないんですか?」

遥は熱心に勧めた。

「結構よ」

静奈は冷たいコーヒーを数口飲み、眠気を覚ましてから、再び仕事に戻った。

しかし、終業時間が近づいた頃、下腹部から前触れもなく見慣れた重い痛みが伝わってきた。

静奈の指先が震え、テーブルの端を掴み、眉間を微かにひそめて、立ち上がって洗面所へ向かった。

生理がなんと予定より早く、しかも猛烈な勢いでやってきたのだ。

幸い、彼女は習慣でバ
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