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第710話

مؤلف: 浮島
女性警官は礼都を長椅に座らせながら言った。

「弟と妹が退学処分になった件は、昨夜すでに憲治さん本人に伝えています。情緒がかなり不安定で、櫻木さんが面会を希望していると伝えたところ、強く拒否されました。なのでここで少し待っていてください。もう一度、中で聞いてきます」

礼都は複雑な眼差しのまま、うなずいた。

女性警官が立ち去ろうとしたその時、礼都が呼び止めた。

女性警官は振り返る。

「どうしました?」

礼都は少し迷ってから言った。

「雨が降ると、僕の手はいつも痛むって......そう伝えてください」

女性警官は意味を測りかねた様子だったが、それでもうなずいた。

「わかりました」

5分ほどして、女性警官が扉を開けて出てきた。

顔には笑みが浮かんでいる。

「頷けてくれました。案内します」

「お願いします」

再び憲治と向き合った瞬間、礼都の胸中はひどく入り組んでいた。

学生時代、憲治の家は決して裕福ではなかったが、眉間にはいつも闘志が宿り、活力に満ちていた。

アルバイトに追われる日々でさえ、全力で生きようとする熱があり、未来への希望を失っていなかった。

だが今の
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