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聞けなかった答え

Author: 影畑凛星
last update Petsa ng paglalathala: 2026-09-15 10:27:54

 翌朝になっても、綾香の頭には昨日の言葉が残っていた。

『友達と会うのと、お前と会うのは別だろ』

 では、何なのか。

 聞けば答えてくれそうだったのに、遥臣は「また今度」と逃げた。

「……次は絶対聞くんだから」

 そう呟いたところで、スマートフォンが震えた。

 遥臣からだった。

『起きてるか』

『起きてるわよ』

『昨日疲れてないか』

『大丈夫。遥臣は?』

『平気』

 いつも通りのやり取りだった。

 昨日手を繋いだことにも、改札前で交わした会話にも触れない。

 綾香は少し迷ってから文字を打った。

『昨日の答え、まだ聞いてないんだけど』

 送信する直前で、指が止まった。

 結局、すべて消す。

(メッセージで聞くことじゃないわよね)

 次に会った時でいい。

 そう思っていると、遥臣か

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