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第14話

Penulis: 藤崎 美咲
「酔い覚ましのスープ、作って持ってきてくれ」

二分ほど経った頃、悠真が二階のドアを開け、見下ろすようにして星乃に命じた。

さっきぶつけた身体の痛みはもう麻痺して、今では何も感じなくなっていた。星乃は無言のまま台所へ向かい、スープを作ってから、そっと彼の部屋の前まで運んだ。

ちょうどドアに手をかけようとしたそのとき、部屋の中から女性の声が聞こえてきた。

結衣が目を覚ましたようだった。

星乃は一瞬だけ迷い、スープを静かに床に置き、軽くノックする。

「スープ、ここに置いとくね」そう声をかけた。

「……うん。分かった」悠真の返事からは、何の感情も読み取れなかった。

部屋の中では、結衣がうっすらと意識を取り戻し、辺りを見回していた。

「君ずいぶんと飲んでたんだ。鍵も川に投げちゃって、とりあえずここまで連れてきたんだ」

不思議そうにしていた結衣に、悠真はそう説明を加える。

ふたりは車で瑞原市の街を一回りしたあと、なぜか昔話をし始めた。そんな中、結衣が車に酒を積んでいると言い出し、川辺で少しだけ飲もうと持ちかけたのだった。

最初、悠真は断るつもりだった。

でも彼女の表情には
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