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第140話

Author: みそ煮
last update Petsa ng paglalathala: 2026-09-30 10:15:02

碧斗の口から飛び出した愛しているという言葉。

由利はとても信じられなくて、彼の顔をじっと見つめた。長い間彼を見てきている彼女は、この世の誰よりも碧斗のことをよく知っている自信がある。

――だからこそ、嘘をついていないことが一瞬でわかってしまった。

(……どうして、今になってそんなことを言うのよ)

彼の気持ちには、薄々疑問を抱いたことがあった。しかし、過去の経験から勘違いだと決めつけ、深く考えようとはしなかった。

そうすることで、由利の心も楽になった。彼が今さら自分を愛しているなど考えたくなかったし、認めたくもなかった。ただ、今の由利に言えるのは彼の気持ちを否定する言葉だけ。

「……碧斗、冗談を言うのはやめてちょうだい」

「冗談じゃないよ、由利。俺はお前を……愛しているんだ」

再び見せた真剣な瞳。そのまま目を背けようと思ったけれど、どうしてもできなかった。

「……一体いつから?そんなの、気付きもしなかったわ」

「お前に好意を寄せたのは、初めて出会ったときからだ。お前は気付いていなかっただろうけど……俺はお前と結婚したいと、幼い頃からずっと思っていた」

初めて出会ったときから――その一言
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