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第1374話

Author: ラクオン
清孝は少し待ってから、来依と海人が家の中に入ったのを見届けた。

数秒後、紀香が駆け出してきた。

彼に手を振りながら、「清孝!」

清孝は駿弥を一瞥し、プレゼントを持って中へ入った。

「早く入って。寒いわよ」

紀香は手を伸ばして荷物を持とうとしたが、彼に断られた。

「俺が持つよ。重いから。君の手にも粉がついてる」

紀香は彼の肩についた雪を払ってやった。「外でしばらく待ってたの?」

清孝は「うん」と頷いた。「義兄さんが、君たち姉妹のために怒ってくれたんだ。圧をかけられた」

紀香はこっそり後ろを振り返り、小声で尋ねた。「どうやって困らせられたの?」

「大したことない」清孝は口角を上げた。「ただ、扉の前で少し長く立たされただけさ」

紀香は「ああ」と答え、彼にスリッパを差し出した。

駿弥はその後ろから、一組また一組の様子を眺め、口元を歪めた。

嘲笑しているのかどうか、よく分からなかった。

……

海人は清孝よりほんの数秒先に入っただけだったが、すでに桜坂家の人々と打ち解けていた。

清孝は心の中で乾いた笑いをもらした。今まであんなに社交的な海人を見たことがなかった。

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