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第36話

Auteur: ラクオン
空気はまるで凝り固まったかのように張り詰め、私の心も宙に浮いたままだった。

どこかでまだ期待していたのかもしれない。彼が何かしらの言葉で説明してくれることを。

しかし、しばらくの沈黙の後、返ってきたのは冷たく硬い問いかけだった。

「そんなに離婚を急ぎたいのか?」

胸の奥に押し込めた感情が、まるで息をすることさえ許さないかのように重くのしかかる。私は天井の眩しいライトを仰ぎ、瞬きを繰り返した。どれほど心が崩れそうになっても、口から出た言葉は無情だった。

「そうよ、急いでる」

少なくとも、お腹が目立つ前には彼との関係を完全に断ち切らなければ。

この子を賭けに出した余裕なんて、私にはなかった。

背後の彼は、それ以上何も言わなかった。返ってきたのは、ドアが閉まる乾いた音だけだった。

まるで力を抜かれたように、私は玄関の靴箱にもたれながらゆっくりと座り込んだ。ぼんやりと天井を見つめた。

胸の奥にぽっかりと空いた穴は、どうしようもなく鈍く痛んだ。

その夜、私は珍しくつわりに悩まされることなく、ただひたすら眠れなかった。

秋の夜風が一晩中吹き荒れ、まるで身体の中まで吹き抜ける
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