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第170話

Author: 森の小鹿
購入してから気がついたのだが、奈緒はほとんどこの碧瀾郷にいない。

しかし、充は水鏡ヶ丘でまだ改装が続いていたので、ここ最近ずっとこっちに住んでいたのだった。

彼は奈緒を抱き上げ、車からエレベーター、エレベーターから寝室へと移動し、丁寧にベッドへと降ろした。

奈緒は深い眠りに就いていて、目を覚ます気配すらない。

満足げに笑みを浮かべた充は、すぐにシャワーを浴び、くつろげる服に着替えた。

それから布団に入り、奈緒の首元に手を回して優しく抱きしめ、目を閉じる。

それは懐かしく、そして遠い感覚だった。

充は、まるで何世紀もの間二人で眠っていなかったかのような不思議な心地に包まれていた。

一度失ってからの再会は、格別に愛おしい。

充は今、宝物でも抱くかのように、奈緒を傷つけないよう慎重に腕の中に収めた。

薄暗い室内。肌馴染みの良いシルクのシーツが二人を包んでいた。

奈緒の服は丁寧に脱がされ、奈緒はかつてと同じ白のキャミソールとショートパンツ姿になった。

奈緒は服を着ていると華奢に見えるが、実際はとても女性らしい柔らかな体つきをしている。

抱き寄せるとふんわりとした温もり
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