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第493話

作者: 結奈々
「本当?」怜人はまだ少し不安そうだった。

「本当だって」真帆は、彼の弱気さに呆れたように言う。「普段はこんなにビクビクしてないのに、なんで恋愛のことになると別人みたいになるの?」

「それは……君にはわからないよ」

真帆は自分の考えを口にした。「そりゃわからないよ。でもね、誰かを好きなのに、その気持ちを認める勇気すらないなら、好きでいる意味なんてないと思う」

「まるで自分は好きになったら告白できるみたいな言い方だな」怜人が突っ込む。

「できるけど?」真帆はこういうことに関しては昔から迷いがない。「本当に好きな人ができたら、相手に恋人もいないし結婚もしてなければ、全力で追いかけるよ」

怜人は思わず口元を引きつらせた。

真帆は奥歯を噛みしめる。「その顔、なに?」

怜人は本気で殴られるのを恐れていない様子で言う。「君に好かれる人、ちょっと気の毒だなって思って」

真帆みたいな「魔王」が誰かを好きになる姿なんて、どうしても想像できなかった。普段から気に入らなければすぐ手が出るタイプだし、相手が好きじゃなかったら追いかけて殴りに行きそうだ。

「今すぐ柚香に、あんたが好きだってバラ
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