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ライン越え

Auteur: 靴下 香
last update Date de publication: 2026-07-17 11:13:51

「――ダイチさん、タワーいつでも行けます。けど、マルエヌです」

「……どこ?」

「メイねーさんとこです」

「あちゃー……」

 何席目になるかな? アキラくんが連れて来た客のフォローに回ってる途中でそんなハンドサインが飛んできた。

 ここまで想定通りの予想通りで進むとは、嬉しいどころか頭が痛くなったよまったく。

「ね、おねーさん」

「もーやだよ、ダイチくんにおねーさんなんて♡ アケミって呼んでよ♡」

「ごめんごめん。アケミさん、パーティの準備がもうすぐ終わりそうでさ。俺も最後の準備して来ようと思うんだけど、ちょっと離れても大丈夫?」

「パーティ? ……うん、わかった。えっと、今日はありがとう。明日は多分泣いちゃうけど、ダイチくんのおかげで引きずらないで済みそうよ」

 それは何より。

 良かったと笑顔で手を振れば、振った手を握られて。

「ほんとに、ありがとう」

 もう一度、しっかりとお礼を言われた。

 正直、まだうちのホスト・・・・・・・・であるアキラくんのやらかしに対する責任を取ったってだけなんだ。

「……アケミさん」

「うん?」

 それに、あんまりホストにガチ感
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