author-banner
靴下 香
靴下 香
Author

Novels by 靴下 香

敏腕エロマッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる

敏腕エロマッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる

Qワケアリ女性たちが集うマンションへ元人気エロマッサージ師の男が管理人としてやってきたらどうなる? A答えはwebで
Read
Chapter: 早瀬美香という女① 前編
 女は男に尽くすもの。  時代錯誤も甚だしいとよく言われたけれども、私は心の底から素敵だと思っていた。 好きな人を支えて、愛しい人の力になって、感謝を贈られる。 見方によっては褒められたがりの浅ましい女だと思われてしまうかもしれないけれど、私はそんな光景に憧れた。 でも結婚して早瀬美香と苗字が変わった時、それは何よりも困難で得難い光景なんだと思い知らされてしまったけれど。「は、ふぅ」 管理人さんの部屋から出て、そのままずるずると扉を背もたれに座り込む。  胸がドキドキとうるさい。当然だ、女から強請るなんてよくもまぁはしたない真似ができたものだといまだに信じられないくらいなのだから。 ……うぅん。  誤魔化すのは、止めましょう。「素敵な人、だったな……」 もしかしなくても、こんなに胸が高鳴るのは初めてだ。  お見合いの場であの人と顔を合わせた時ですら、こんな感情が沸き起こることはなかったもの。「優しい……温かい……私のごはん、美味しいって言ってくれた。ありがとう、ですって……!」 望んだ光景ではなかった。  なかったけれど、欲しいと思っていたものをくれた。 それが、それだけで、こんなにも嬉しくなれるなんて、思わなかった。「う~……っ」 管理人さんは好きな人でも、|愛さなければならない《・・・・・・・・・・》人でもない。  わかってる、そんなことはわかっているけれど、それでも。「いい、なぁ」 きっと、管理人さんと結ばれる人は幸せになれるに違いない。  あの人の人となりを全て知ったなんてとても言えないけれど、女を幸せにできる人だって言うことだけははっきりとわかってしまう。 だって、そうだ。「あん、なに……」 気持ちよく、なれてしまったんだから。 優しい手つきと目、甘い言葉。  こんな性的不良品である私だって言うのに。 はしたない声がいっぱい出てしまった、最後の方はわけがわからなかったけど、下半身から聞こえるぐちょぐちょとエッチな音だけが耳に響いて。「あれが、イくってこと、よね?」 初めてだから確証はない。  けれど、聞いたことのある絶頂っていうものはきっとアレだったのだろう。「イけ、たんだ、私」 はしたないズボンのポケットに入ったままのエチケットグッズに手を伸ばす。  そうだ、ちゃん
Last Updated: 2026-06-09
Chapter: 事後の取引
「――う、ん……あ、れ?」 「あぁ、起きましたか?」 「かん、りにん……さん? へっ!? きゃあっ!?」 さて、10分と少しくらいだろうか? 盛大にイった早瀬さんの意識が戻ったのは。  身を起こしてきょろきょろと周りを見渡し、状況が理解できたのか思い出せたのか、身体を隠すために再び布団へと潜り込まれてしまった。 なんともまぁお可愛らしいことなんて思いつつ、ビンタの一発が飛んでこなかったことを喜ぶことにしよう。「……どう、してですか?」 「トんでる間に好き放題しなかった理由ですか? それならマッサージで気持ちよくなってもらいたかったからであって、レイプしたかったわけじゃないからですよ」 少し悩んだのは内緒の話だけども。  いやだってさ、人妻とは言えエロイ巨乳の姉ちゃんが息を荒げて横たわってたら誰だってそう思うじゃん。「でっ、でもそれじゃあっ!」 「おぉっと、落ち着いて下さい。かっこつけてはみましたけど、正直結構我慢してるんです。そんな俺に早瀬さんの裸はちょっとどころじゃなく効きますから」 「あ――う」 布団を跳ねのけて身体を晒した時のぽよよんっぷりが股間に悪い。  とりあえず何を話すにしてもまずは服を着てもらうことにしようか。じゃないとナニする時間がまた戻って来てしまいそうだ。「心配しなくても、って言うかこんなことしなくても家賃の相談には乗ります。前の管理人がどうだったのかは知りませんけど……あーいや、前もこんなことを?」 「しっ、してないですっ! か、管理人さんが初めて、で! え、っと、その……」 「わかりました変な事聞いてすみません。とりあえず、服、どうぞ」 「……ありがとう、ございます」 ベッドの傍に丁寧に畳んで置かれていた早瀬さんの服を渡、そうとして。「あー……早瀬さん?」 「は、はい?」 「下着、持って来てます?」 「え? っ!? ~~~~っ!」 着てもらおうがエロいことに変わりがないことを思い出した。  デリカシー的にどうなんだろうとは思ったけど、やっぱり恥ずかしいよねごめんなさい。「……インナー、貸しますね。まだ着てない新品があるのでどうぞ」 「ありがとう、ございます……うぅ」 ともあれこれで、お話はできるだろう。「改めて、ですが。お約束通り今月の家賃は割引します。どれくらいをご希望ですか?」
Last Updated: 2026-06-08
Chapter: 終わらないマッサージ
「一つ、合言葉を決めましょうか」 「あいことば、ですか?」 本当にこの人は何歳なんだろう、同い年だと言われても全然納得できる。  張りのありそうな胸を腕で隠しながらそっぽを向いて、それでも何処か期待しているかのような濡れた瞳を前にして安心のために提案を一つ。「触られたくないと思ったり、これ以上は嫌だと感じたら助けてと言って下さい」 「……助けてって、言えばそこは触らないってことですか?」 「と、言うよりはそこで|終わり《・・・》ですね」 内心で小さく笑ってしまう。  元々この性交渉を望んできたのは早瀬さんだ、続けるか終わるかの選択は俺が持っているべきだと言うのに。「わかり、ました。優しい、んですね。ありがとうございます」 「いえいえ」 すっかり忘れている。あるいは、気づかないフリをしているのか。 とはいえこれが仕方ないという理由の魅力だろう。「それじゃ、まずはここから」 「ここ、って……ん、んぅ……」 一瞬びくりと反応されたが触ったのは鎖骨の下あたり。  リンパがどうのなんて口にしないが、少なくとも胸の大きな女の人は付け根辺りがこるのは本当で。「あ、ぅ……あぁ♡」 緊張してしまった身体から力が抜ける。 そう、緊張する必要はない。  なにせこれはマッサージでありご褒美の続きなのだ。「そう、力を抜いていて下さいね。イヤな事はしませんから」 「は、ぃ……♡」 うつ伏せの時にしてもらっていた時の延長上にある行為だと認識できたのだろう、胸を隠していた腕からも力が抜けていく。「ここは、触られたくないですか?」 「え? あ、えっと……その」 胸の付け根を解しながら相手に委ねる。  いやらしい、つまりは性的に見ているわけじゃないよと優しい声色を意識して言えば。「……お願い、します」 「はい、わかりました。忘れないで下さいね? 助けて、ですよ?」 「は、い」 ゆるゆると腕をどけて、その大きな果実を露わにしてくれた。 ……うーん、でかい。  今まで相手してきた人の中でも、ここまで形が良くて大きく張りのあるおっぱいって無かったんじゃなかろうか。 いや、それはいい。「ん……♡ ふ、あぁ……♡」 まずは側面、脇下から胸の下側にかけてをゆっくりなぞっていく。  ゆっくり、ゆっくりと侵食するように、早瀬さんがびっくりしな
Last Updated: 2026-06-07
Chapter: ただのマッサージ
 マッサージで得られる気持ちよさと、性的な快楽と言うものはコインの裏表のようなもの。「ふ、うぅん……管理人さん、上手、なんですね」 「実はマッサージのバイトをしてたことがありまして。ちょっとしたものでしょう?」  全てはどう認識しているかなのだ。  マッサージでマンコは濡れないが、愛撫だと頭が認識したのなら濡れていく。「そう、なんです、か?」 「ええ。知ってますか? 大学生はバイトするために大学へ行くんですよ」 「ん、んんぅ……ふふ。何、それ。初めて聞きました」 「熱心にバイトを頑張ったからか、結構お店でも人気だったんです。指名だって、多かったんですよ?」 視線も一つの接触だ、うつ伏せになってよりわかる、大きく張りのあるケツには理性を総動員して目を向けず。 まずは首へ触れないように気を付けて肩を揉む。「学生さんは勉強が、本分でしょう、に。ん、ぅ……で、も。人気があったのは、わかる気がします」 「あはは。お褒めの言葉、どうも。嬉しいことを言ってくれたお礼に……ちょっと首、触りますよ?」 「ん……わかり、ました。どう、ぞ」 俺が触れやすいように早瀬さんは自分で髪をかきわけうなじを曝け出した。「あ、そこ……すごく、気持ちいい……」 「でしょ? 肩を触った感じ、絶対ここも気持ちよくなれると思いましたもん」 まさしく、だが。 自分で触れて欲しいと思わせる行為という部分が性行為における愛撫と通じている。「は、あぁ……じぃんとしちゃいます……」 「この辺りって血流が悪くなりやすいですから。解すと巡りが良くなってそんな感じになるんですよ」 この人に触ってもらえると気持ちがいいという感覚と、この人になら触ってもらっても大丈夫という信頼を培う作業だ。 特別なマッサージ技術なんて必要ない。  ただただひたすらに、俺にもっと触って欲しいという欲求を高めるためだけの行為を積み重ねる。「少しだけ両手を広げられますか? 肩と脇の境目あたり、ここも結構クセになる気持ちよさがあるんですよ」 「そう、なんですか? じゃあ、うん。ちょっと恥ずかしい、けど」 さっきまで私をどうぞご自由にお楽しみくださいなんて言ってた人とは思えないよね。 当たり前にその羞恥心と言うか、貞操観念こそが本来早瀬さんの持っているものだ。  そう思えばこの程度のことを恥ずか
Last Updated: 2026-06-06
Chapter: 取り引きは唐突に
 なんとも言えないアンバランスさ。 誘惑というには悪意とか邪気とでも言うのか、そんな邪な雰囲気が足りず。 天然というには何処となく狙っているとでも言うのか、俺の視線を胸元だなんだに向けようとさせる仕草が伺える。 だからではないが、俺としてもどうすればいいのかわからないままでなんとも気まずい感じ。 ただ、絶対的に間違いなく言える事があって。「――ご馳走様でした。めちゃくちゃ、美味かったです」「お、お粗末様でした。お口に合って、嬉しかったです」 早瀬さんが作った肉じゃがは、絶品モノだった。 おふくろの味を恋しく思うにはまだ早すぎるだろうが、この人の作るメシをおふくろの味にするだろう子供は、将来メシで苦労するだろうなと確信してしまうほどに。「つ、次はお米も炊いて来ますのでっ」 まぁなんとも抜けてるというか、他に用意が無くて肉じゃがだけが食卓に並んでしまったけれども。 一番腹を満たしてくれたのは何よりも、美味しいと言った時に早瀬さんがすごく嬉しそうに浮かべた笑顔……とか言うのはここじゃあ気障が過ぎるか。「次、ですか?」「あ、ぅ……そ、その、ご迷惑、でしょうか?」 そんなことは無い、次と聞いて食ったばかりだというのに腹の虫が騒いでしまう程度には期待してしまう。「迷惑なんてとんでもない。でも、旦那さんに悪いですし……俺に奮うよりまずは、じゃないですか?」「そ、う……ですよね」 期待はする。 料理にはもちろん、出来る事ならこの微妙な雰囲気の払拭にも。 あぁ、そうだな。 払拭を期待するんだ、だったらこっちからも動くべきか。「それで、早瀬さん」「は、はい」「ご相談は、何でしょう?」「あ……ぅ」 改めて思うが、この状況は中々に意味不明だろう。 確かに俺は前任者に比べれば圧倒的に若い男だ、親切心というか老婆心でご飯のお裾分けなんてことが起こり得るかもしれない。「ご馳走したかった、というわけじゃあないでしょう?」「……」 そういう話なら鍋を渡して終わりでよかった、でもそうはならなかった。 だったら、別の目的があったと考えるのはいたって普通の事のはずで。 若い男としての俺ではなく、管理人の俺に用事、あるいはお願い事でもあると考えるのが自然だ。 それは例えば。 性接待でもする代わりに、家賃を免除してくれ、とか?「管理人、さん
Last Updated: 2026-06-05
Chapter: ありそうでないテンプレは突然に 後編
 漫画のような展開を喜びつつありがたがるべきなんだろうが、実際に起こってしまえばどうしたらいいのか分からなくなるというのが、偽らざる本音というもので。「あー……えっと、上がられ、ます?」「は、はいっ、その、おじゃま、します」 混乱したままの頭でありがとうございますと言えたのは良い。 が、鍋を受け取っても帰ろうとしない早瀬さんへ言えたのはそんな言葉だった。 部屋にあげてどうするんだって話なんだけど、いやでも帰ろうとされなかったし……どうしたらいいんだ。「あ、やっぱり、うちと同じ間取り、なんですね」「そのはず、ですけども……あ、あぁ、お茶淹れますね? 座ってて下さい」「い、いえいえっ、わ、私がやりますので、管理人さんこそ座っていて下さいっ」 え、えぇ? いくら同じ間取りでもわからんでしょうに。あ、止める間もなくキッチンスペースに行かれた。「……さーて、どういう状況だ? これ」 今日から始まる管理人生活、その初日に同じマンションに住む若奥様がご飯を余らせたらしく持ってきてくれた。 改めてこれだけ考えるとなんともときめくシーンなのかもしれないが、戸惑いしかないよ。 え? これってあれか? ご飯を作ってきたんだら相談に乗ってくれとかそういう取り引き? いやいや、相談に乗るってのは業務だしさ、別にお礼がどうのって話にはならないよね?「えーっと……」 視線を早瀬さんに戻してみれば案の定と言うべきかお茶がどこにあるのかわからないらしく、あちこちを探している。「う……」 そして言いたい、そんな恰好で前かがみにならないでくれと、ケツを突き出さないでくれと。 早瀬さんは深めのVネックシャツにデニムのショートパンツなんていう朝会った時と同じ格好をしていた。 もろに体つきが分かる格好だ、はっきり言わなくてもエロい。「あ、ここ、かな?」 一番下の棚に入れていたお茶っぱ缶を取り出して身体を起こせば、シャツからおっぱいがまろび出るんじゃないかってくらい揺れたし……あぁもうこの人わざとやってんのか? だとしたら許すまじだよ。「あ、あの? これ、使ってもいい、ですか?」「え? あ、はい。ありがとう、ございます」「い、いえいえっ! え、えと。一緒に、持ってきたのも温めたりしちゃって、いい、ですか?」「も、もちろんです。自由に、使って下さい」 もし
Last Updated: 2026-06-04
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status