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第491話

Penulis: フカモリ
真琴がまともに取り合おうとしないのを見て、信行はふっと笑った。

「提携プロジェクトの契約を二つも結んだばかりだし、今日の午前中のプロジェクトでは西脇博士が主要な技術責任者だったんだ。多かれ少なかれ、相談したい用件はあるに決まってるだろ」

実際のところ、用件など何一つなかった。

ただ真琴にちょっかいを出したくてやって来ただけなのだ。

信行がもっともらしい口実を並べるので、真琴は両腕を胸の前で軽く組み、じっと彼を見上げた。

こういう時の信行は、本当に呆れるほど面の皮が厚い。

真琴がじっと睨みつけていると、信行は悠然と助手席のドアを開け、視線を落として言った。

「博士、どうぞお乗りを」

車には乗らず、真琴はただ彼を見据えて口を開いた。

「信行、一体何がしたいの?」

今回、彼女は「片桐社長」ではなく、彼の名前を呼び捨てにした。

真琴の「信行」というその響きに、彼はひどく親しみを覚えていた。

車のドアに片腕を乗せ、少し悪びれもせず笑って言う。

「まだ夕飯を食べてないだろうと思ってね。食事にお誘いしたくて」

そう言われても、真琴は腕を組んだまま、無言で彼を見つめ返した。
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みかんちゃん
真琴もたいがい優柔不断で嫌になる
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