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第623話

Author: フカモリ
長盛と由美にそこまでの実力はない。

そして、成美はユナイティア国から戻ってきた。

だとすれば、峰亜が東央のプロジェクトを奪った一件には、成美が裏で関わっているのではないか?

真琴の頭脳は猛スピードで回転していたが、その思考を占めているのは全てビジネスの裏事情ばかりだった。

眉をひそめ、真剣な面持ちで考え込む真琴を見て、信行は思わず吹き出した。

手を伸ばし、真琴の頬を軽くつまんで尋ねる。

「何を考えてるんだ?」

その声にハッとして我に返り、真琴は平然とした顔を取り繕った。

「別に、何でもないわ」

そして、足早に言葉を続ける。

「今日はもう遅いし、一日中忙しくて疲れたから、先に部屋に戻るわね。あなたも早く帰って」

言い残してきびすを返そうとした瞬間、信行がその腕をガシッと掴み留めた。

腕を引かれ、真琴は再び信行を振り返る。

何か言葉をかけようとした真琴より先に、信行が口を開いた。

「俺と成美の間には、もう何もない。真っ先にこのことをお前に伝えた意味、わかってくれるよな」

この説明を聞くまで、真琴は彼の意図に微塵も気づいていなかった。

言葉にされて初めて、彼が
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