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第176話

last update publish date: 2026-06-16 19:00:00

数日後の週末。

ペントハウスのインターホンが鳴った。

「配送業者です。氷室厳造様より、お荷物が届いております」

蓮さんと顔を見合わせた。

「そういえば、荷物が来るって言ってたな」

「量が多い、って言っていましたよね」

「ああ」

蓮さんが扉を開けると、配送業者の方が二人立っていた。

「大変失礼ですが、エレベーターを三往復させていただく形になります」

「三往復」

蓮さんが、低い声で繰り返した。その声が、わずかに低くなった気がした。

1時間後。リビングには、大きな段ボールが山積みになっていた。

「……開けてみますか」

「ああ」

一番大きな箱を開けると、中には高級ベビーベッドが入っていた。

次の箱には、ベビー服が何セットも。その次には、おもちゃ。ベビーカー。哺乳瓶のセット。

「祖父上……」

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