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第6話

Author: サカエ
翌朝、上条グループ本社ビル。蓮は目の下に深い隈を作ってオフィスに駆け込んだ。

昨夜は暖房が止められ、別荘は氷室のように冷え切っていた。里奈と玲奈は寒さに耐えきれず早々に逃げ出し、彼一人凍えて一夜を過ごしたのだ。

「社長、大変です!」

秘書が慌てふためいて飛び込んできた。ノックさえ忘れている。

「銀行から突然、融資の早期回収通知が来ました!

それに、合意済みだった数件の契約先から、今朝になって一斉に解約の電話が!

原材料のサプライヤーまで、出荷を停止すると……!」

蓮は椅子にへたり込んだ。頭の中が真っ白になる。

「どうなってるんだ?昨日は順調だったじゃないか!

調べろ!一体誰の差し金だ!」

秘書は震えながら書類を差し出した。

「わ……わかりました。

せ……盛世(せいせい)グループの手によるものです」

「盛世グループ?」

蓮は目を見開いた。

それは世界トップクラスの財閥であり、あの大富豪・九条家の産業だ。

上条グループなど、盛世の前では蟻同然の存在だ。

「俺たちがいつ盛世の不興を買ったんだ?」

蓮は全く心当たりがなかった。

その時、オフィスのドアが押し
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