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第7話

Author: サカエ
蓮は負け犬の姿で盛世グループの本社へ駆けつけた。

ビルの雲を突くようなその威容は、かつての彼でさえ見上げることしかできなかった場所だ。

今、ここの主は、かつて彼がボロ雑巾のように捨てた妻なのだ。

「美玲に会わせろ!俺は夫だぞ!」

蓮はロビーで喚き散らし、多くの野次馬を集めていた。受付嬢は軽蔑の眼差しを向け、冷たく言った。

「申し訳ありませんが、弊社社長にそのような夫はおりません。

社長より、『上条蓮という狂犬が騒ぎを起こしたら、叩き出せ』と仰せつかっております」

「誰が狂犬だ!」

蓮が手を出そうとした瞬間、屈強な警備員たちに取り押さえられ、床にねじ伏せられた。

「離せ!俺は上条蓮だ!お前らの社長の男だぞ!

美玲!出てこい!上にいるのはわかってるんだ!

こんな仕打ちをしていいと思ってるのか!俺たちはまだ離婚してないぞ!」

彼の顔は冷たい大理石の床に押し付けられ、無様な姿を晒していた。

その時、専用エレベーターの扉が開いた。私は幹部たちに囲まれて降りてきた。

蓮は私を見て、必死にもがいて顔を上げた。

「美玲!俺だ、蓮だ!

悪かった!許してくれ、な?

もう二
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