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第214話

作者: 雨の若君
二人の会話は、まるで袋小路に迷い込んだかのように行き場を失い、その中でただ堂々巡りを続けていた。

素羽は言った。

「あなたと美宜がホテルで密会していた写真、持ってるわ。須藤家に影響が出るのを恐れないなら、とことんやりましょうよ」

司野は相変わらず淡々とした表情のまま、まるで素羽の言動そのものが滑稽であるかのように彼女を見ていた。

その反応のなさを目にし、素羽は心の中で密かに嘲笑する。まさか、自分が証拠を手に入れられないと、そこまで確信しているの?

素羽は司野の目の前でスマートフォンを操作し、彼と美宜が写った写真を突きつけた。

視線が画面に落ちた瞬間、司野の淡々とした表情に初めて揺らぎが走り、目の奥にかすかな驚愕が閃いた。

「写真だけじゃないわ。動画もある」

素羽の瞳の奥を、鋭い痛みがよぎる。それは、かつてこれらを初めて目にしたときに残された感情だった。

「真偽を疑う必要なんてない。だって全部、あなたのかわいい美宜が、自分で送ってきたものなんだから!」

二人が仲睦まじい関係になるたびに、美宜はそれを誇示するかのように送りつけてきたのだ。

最初は心が引き裂かれるような
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已鎖定章節
評論 (3)
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nikyta
まずもって美宜に被害がおよぶとなれば熱くなり 妻を攻撃対象にする旦那なんていらない 美宜が素羽を傷つけてきた事を知ろうともしない 寄り添わない旦那と一生つまらない人生を送りたく ないじゃんか 美宜を誰かに預ける発想がなければ 婚姻生活破綻は確定ルート、誰でもわかる
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橋田光代
ほんといろいろな話でクズでバカで見る目の無い野郎を見てきたけど、なんであんなあざとい演技力マイナスな女に騙されるかね?? それでもって正妻にそういう女を受け入れろって…質の悪い化石。 二兎を追う者は一兎をも得ずって頭に刻みつけてやりたいわ。
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メイメイ
離婚してやれよ、素羽はもう新しい人生歩みたいんだよ!そんな浮気女ばかり庇って!素羽が死ぬまで解放しないつもりかよ!追い詰めるなよ…強そうに見える女の方が本当は弱いんだよ(イライラ)
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