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第270話

作者: 雨の若君
亜綺と洋介が離れるのは早かったが、入ってきた素羽の目に、その姿ははっきりと映ってしまった。

眉をひそめ、素羽の瞳に探るような色が宿る。

あの男は、亜綺が連れてきたのか?なぜ二人が知り合いなのだろう。

素羽の脳裏で、ばらばらだった点と点が繋がり、一本の線を結んだ。その先に浮かび上がったのは、ある女の名――美宜。

彼女なのだろうか。

洋介が、何の目的もなく現れたとは思えなかった。それどころか、自分を狙って来たとさえ感じられる。

彼が何を企んでいるのか見当もつかず、素羽は、いっそのこと芽のうちに摘み取ることにした。

警備員を呼び、内密にパーティーから追い出そうとしたが、その試みはすぐに遮られる。

亜綺が琴子を伴って現れ、素羽の前に立ちはだかったのだ。

「どうして私の友達を追い出そうとするの。今日はおばあちゃんの誕生祝いなのよ。騒ぎを起こすつもり?」

素羽が口を開くより早く、琴子の怒りもまた、彼女に向けられた。

「家でわがままするのはまだしも、ここはあなたが勝手気ままに振る舞っていい場所だと思っているの?」

そう言って、琴子は警備員たちを下がらせた。

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コメント (2)
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森口文子
ダラダラと同じような繰り返しばかりクズ夫と愛人はさっさと痛めつけてスッキリさせて
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敬江
ここまでいじめられて本当に嫌な気持ちにしかならない。 話も嫌な事ばかりで前に進まない。 作者さんは誰をハッピーエンドにしたいのか…。 ザマァもないし、ただただ主人公が虐められる話はもう要りません
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