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第7話

Auteur: あめ
「全員、動くな!」

その場にいた全員が凍りついた。

何が起こったのか、誰にも分からなかった。

やがて警官たちが道を開け、その中央を充が歩いてきた。

明子の胸が高鳴る。

充は彼女の顔に残る傷跡を見た瞬間、拳を握り締めた。

その目は怒りに濁り、声を押し殺すように市原父へ向き直る。

「市原さん......あなたの家から白い粉の袋がいくつも見つかりました。何か心当たりは?」

市原父は呆然とした。

意味が掴めず、警官が証拠品を掲げるのを見て、ようやく理解する。

目を見開き、声を震わせた。

「バカな!私はそんなことしてない!」

明子の頭が真っ白になり、足元がふらついた。

充が素早く手を伸ばし、彼女の腰を支える。

その様子を見た暁美が、狡猾な笑みを浮かべて叫んだ。

「へえ、市原家って、裏でこんな悪どいことしてたのね?さすが『課長』様」

辻井母も負けじと顎を上げ、明子の頬を思いきり叩いた。

「なるほどね、血筋が腐ってるから、娘もこうなるわけだ」

その言葉に明子の怒りが爆発した。

彼女は容赦なく手を振り上げ、辻井母の頬を打ち返す。

「父を侮辱しないで!」

佐久は
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