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第1215話

مؤلف: 一匹の金魚
沙夜は足を止め、冴子に振り返って言った。「何だって?私の部屋を使っている?」

それは自分が幼い頃から住み慣れた部屋で、子供時代からの思い出が詰まっていた。お気に入りの本、コレクションの記念品、そして成長を見守ってくれたぬいぐるみたち。全てがその部屋にあった。

母は自分の同意も得ずに、たった今戻ってきた妹にその部屋を譲ってしまった。

葵は沙夜の驚きと怒りが混じった目を見て、慌てて俯き、申し訳なさそうに言った。「ごめんなさい、姉さん。私、知らなくて。

ただ、こんなに大きな家も、あんな素敵な部屋も初めてで。だから……」

葵の声は怯えたように次第に小さくなり、周りの者を思わず憐れみに駆り立てた。

「姉さんが嫌なら、今すぐ荷物を運び出すわ。私はゲストルームに行っても構わないし」

冴子は即座に言った。「沙夜、葵は戻ってきたばかりで慣れていないの。あなたの家は立派だし、部屋を彼女に使わせてあげてもいいでしょう?

あなたはもう大人なんだから、どこの部屋だって同じでしょう?」

冴子の開き直った態度や、怯えるような葵の表情を見て、沙夜の心に言いようのない苛立ちが込み上げた。

自分は部屋
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