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第1294話

Auteur: 一匹の金魚
「君は間違っている」礼央は言った。「俺と君は、同じ種類の人間ではない」

礼央が求めてきたものは、名誉や地位、権力などではなかった。

彼が望んだのは、真衣と千咲の無事と、かつて埋もれていた真実、そして高瀬グループが正しい道を歩み続けることだけだった。

宗一郎の表情が険しくなった。「つまり、私の申し出を断るということか?」

「ああ」礼央はきっぱりと言った。「君と手を組むことはない」

宗一郎は礼央の言った言葉の真偽を探るように、彼の顔をじっと見つめた。

やがて、彼は口角を吊り上げ、冷笑して言った。「そうか、それはいい選択だ」

「さすがは高瀬社長、やはりガッツのある男だ」

宗一郎は小銭を手に取り、指の間でいじっていた。

彼はしばらくの間、礼央をじっと見つめていた。

「君がいばらの道を選ぶというのなら、見守らせてもらうよ」

宗一郎は冷たい声でさらに言った。「君が後悔しないことを願うよ」

そう言うと、彼はドアに向かって歩き出した。

病室のドアが閉まると、礼央はゆっくりと目を閉じ、疲れきったようにベッドにもたれた。

胸の傷が再び疼き始めたが、礼央の心は驚くほど落ち着いてい
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