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第232話

Author: 一匹の金魚
真衣は目を伏せ、ティッシュで手の水気を拭きながら友紀の言葉を聞いていた。

友紀さんは、自分が友紀さんたちをここまで尾行して来たと思い込み、しかも礼央と大騒ぎをするつもりだと勘違いしている。

とんだ笑い話ね。

真衣は使い終わったティッシュをそばにあるゴミ箱に投げ捨てた。

それから冷ややかに目を上げ、友紀を見つめた。「堂々と盛大にお祝いするのは恥ずかしくないのに、私がひと言文句を言うだけで恥になるわけですか?」

真衣の顔立ちは端正で美しいが、その眼差しには冷たさと皮肉が滲んでいる。

友紀の表情が固まる。

真衣はまるで別人のようになり、冷たくて高圧的な態度をとっている。以前のように言うことを素直に聞き、従順だった優しい嫁の頃とはまるで違う。

友紀は、真衣が少しずつ自分の姑として、そして年長者としての権威に挑んでいるのを感じ取っている。

友紀は冷たい表情で深呼吸をした。「なんて態度よ?誰に向かってものを言っているのか分かっているの?」

「最近礼央があなたを甘やかしすぎているんじゃないの?目上の者をないがしろにするなんて」

「今日は身分をわきまえて騒ぎを起こさないでちょうだ
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