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第842話

Penulis: 一匹の金魚
真衣が言う特許とプロジェクトについて、彼らも以前内部資料で見たことがある。彼らはただ、「名門校出身ではない」人間が自分より優れていることを認めたくないだけだった。

周りの社員たちもみんなうなずき、真衣を見る目に、少しずつ敬意のようなものが加わってきた。

三人の男たちがしょんぼりしながら去っていった後、人事部の社員はようやく安堵のため息をついた。「さすが寺原さん!」

「でも、これからはあまりみんなの前でああいう言い方をしないほうがいいと思いますよ。人に恨まれるといけないので」

真衣は笑ったが、何も言わなかった。

-

入社手続きを終えた真衣は、代表オフィスへと案内された。

代表は白髪混じりの老人で、苗字は小野寺(おのでら)だという。話し方は穏やかだが、同時に厳格さも滲み出ていた。「寺原さん、我々の仲間になってくれてありがとう。

あなたの経歴はすでに確認済みだ。無人機による緊急救援の分野での経験は非常に豊富だね。今ちょうど重要なプロジェクトを進めているから、あなたに任せたいと思っている」

小野寺はパソコンを開き、プロジェクトに関する資料を表示した。「このプロジェクトでは、『都市火災緊急用無人機システム』を開発する。高層ビル火災で火元を正確に特定し、リアルタイム映像を送信できる無人機を設計する必要がある。さらに、初期消火用のウォーターシステムも搭載する必要があるんだ。

現在、都市部での火災救助は難易度が高く、特に高層ビルでは消防士が迅速に建物内に進入することが困難だ。このプロジェクトが成功すれば、救助効率が大幅に向上し、死傷者を減らすこともできる」

真衣は真剣に資料を見つめている――

これはまさに彼女がずっと研究開発したいと思っていた分野で、彼女の技術的な強みを活かせるだけでなく、実際に社会課題を解決できるものでもあった。

彼女は顔を上げ、毅然とした口調で言った。「小野寺さん、このプロジェクト、私が引き受けます。すぐにチームを組んで、提案書を提出します」

「力強いよ!」小野寺は満足そうに頷いた。「チームメンバーについては、技術部門の中から自由に選んでいいぞ。必要なものがあれば、こちらとしてもできる限りサポートする。

明日の午前10時に、会議室でキックオフミーティングを開いて、技術部門の社員たちと打ち合わせをしてくれ」

-

翌朝、真衣は会議室
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