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第19話

Author: 朱音
悠真が予約していたのは、落ち着いた佇まいの、故郷の料理を出す店だった。和葉が故郷の料理を好むことを、彼はしっかりリサーチしていたのだ。

向かい合って席に着き、ひとしきり他愛のない話をしたあと、悠真は声を落とした。その眉間には、かすかな懸念がにじんでいる。

「そういえばネットで見たんだけど、星山暁人が君を捜してるって」

やはり、その話だった。

和葉は静かにうなずいた。

「前から思ってたの。星山家の力があれば、私が死んでないことなんて、いずれ気づかれるって」

「それで……もし手を貸せることがあれば、うちの家族も力になるよ。父も母も、君のことをすごく気に入ってるから」

遠回しなその言い方に、和葉はくすりと笑った。

「大丈夫。暁人が私に何かするとは思えないし、あの人とはいつか向き合わなきゃいけなかったの。今日はもうあの人の話はやめましょう。せっかくのご飯がまずくなっちゃう」

「わかった、君の言うとおりにするよ。でも困ったときは、必ず僕のことを思い出して。なにせ今は君を口説いてる最中なんだから、君のためなら、火の中水の中だって飛び込むよ」

悠真は臆面もなく言ってのけた。彼はい
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