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第二十五話:思わぬ再会

Auteur: 古紫汐桜
last update Date de publication: 2026-02-07 19:00:00

「春馬、何か食べたい物ある?」

帰り道、不意に聞かれて

「もんじゃ!」

と答えた二時間前の僕を殴りたい。

もんじゃが食べたいなんて言わなければ、僕は来人と再会なんてしなかったから。

今から二時間前。

落ち込んで見えたのか、彰兄さんが突然、冒頭の一言を言い出した。

僕は、ずっと食べてみたかった食べ物を叫んだ。

「もんじゃ!」

「もんじゃって……もんじゃ焼き?」

「そう!テレビで見ていて、ずっと食べてみたかったんだ。でも……ほら、前はお嬢様だったから食べられなかったけど、今なら何でもOKじゃん?」

と、笑って答えると、彰兄さんはクスクス笑いだし

「今はご令息だけどね」

そう答えた。

「でもさ、この服装だとお坊ちゃまとは思わないじゃないか。だったら、もんじゃ焼きやお好み焼きを食べてみたい」

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