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第17話・神具

مؤلف: 新矢識仁
last update تاريخ النشر: 2025-12-09 05:46:02

 神殿の宝物庫の中に唯一残されていた宝箱に収められていたのは、一つの水晶球と古びた巨大綿埃だった。

「これが神具?」

「は、はい、この神殿に納め、真悟様が降臨させるその時まで、大事に守り通せと」

 守り通すのはいいけれど、掃除しておけよ……埃かぶってるよ。

 丸めてあった綿埃にしか見えないそれを持ち上げる。大きさにしてはめっちゃ軽い。

 その時、片手に抱えていたM端末がブブブ、と震えた。

「ん?」

【神具入手を確認しました】

 この綿埃と、やっぱり埃をかぶっている俺の頭ほどもある水晶球。

 どう使えばいいのかなあ。

 画面をなぞると、文章の続きがあった。

【神具は生神の力を吹き込むこと、つまり【浄化】を使うことで、生神の力を増やすアイテムです。まずは【浄化】を使ってみましょう】

「浄化ね、浄化……」

 埃被って色褪せている塊に端末を向け、【浄化】を使う。

 途端、綿埃は白……正確には金色を帯びた白に変わった。

「え」

 慌ててM端末を見る。

【神具:雲を観察しますか?】

 YだY。てかこれ雲? 出来損ないの綿菓子にしか見えないんだが。

【観察結果:神具「自在雲」レア度S】

 自在雲?
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