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第1022話

Author: 栄子
「真奈美、これ、石川のおじいさんとおばあさんから持ってきてくれって頼まれたものよ。二人はいつもあなたのことを心配しているから、必ず受け取ってほしいと何度も念押しされたのよ」

真奈美は若葉を見て、困ったように言った。「この間も、たくさんいただいたばかりでした」

「取っときなさいよ」若葉は持ってきたものを置いて、真奈美の手を握り、優しく手の甲を叩いた。「おじいさんとおばあさんの気持ちなのよ。受け取って、安心させてあげて」

真奈美は少し困ったが、若葉にそこまで言われては、これ以上断るのも悪いと思った。

大輝と離婚はしたものの、石川家の皆は変わらず優しくしてくれるので、あまりよそよそしくするのも申し訳なかった。

真奈美は優しく微笑んで言った。「ありがとうございます。彼らによろしくお伝えください」

若葉は嬉しそうに言った。「あなたが受け取ってくれるだけで、なにより嬉しく思っているはずよ!」

そう話していると、聡は心優を抱っこしてやって来て、若葉に挨拶をした。

若葉は笑顔で聡に頷き返した。

二日間も心優に会えなくて寂しかった彼女は、すぐに手を伸ばした。「心優、おばあさんに抱っこさ
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