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第1146話

Penulis: 栄子
自分の部屋に戻ると、詩乃はドアを閉めて、大きく息を吐き出した。

しかし、兄の態度は以前と何も変わらなかった。

本当に、何も覚えていないのだろうか?

本来なら安心するべきなのに。

なぜか、胸にぽっかり穴が空いたような喪失感を感じた。

詩乃はお腹を撫でながら、心にチクリと刺されたようだった。

この思いがけない小さな命とは、もうすぐお別れだ。

妊娠ホルモンのせいなのか、この小さな命がもうすぐ自分のもとを去ってしまうと思うと、詩乃はたまらなく名残惜しかった。

彼女は重いため息をつき、着替えを持ってバスルームへ向かった。

その夜、詩乃はベッドの中で何度も寝返りを打ち、なかなか寝付けなかった。

......

そして、時はあっという間に午前4時になった。

別荘の外で車の音が聞こえた。花嫁のスタイリストチームが到着したのだ。

雲は岡崎家の古株として、雄太に頼まれ、ここ数日手伝いに来ていたのだ。

彼女はスタッフを招き入れ、2階の音々の部屋へと案内した。

音々は昨夜お酒を飲んだので、今ごろはぐっすり眠っているだろう。

雲はドアの前に立ち、ノックした。

反応はない。

雲は
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