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第517話

Author: 雲間探
あっという間に、長墨ソフトの創立記念パーティー当日となった。

その日の午後、玲奈と礼二は仕事をせず、半日ほど準備をした後、正装の姿で会場に到着した。

今回の創立記念パーティーには多くの人を招待した。

二人が会場に着いて間もなく、来場者たちが次々と到着し始めた。

淳一もそのうちの一人だった。

淳一は玲奈と礼二が好きではなかったが、仕事の都合で優里としばらく会っていなかった。長墨ソフトの創立記念パーティーに優里も出席すると知り、わざと早めに来たのだ。

礼二は到着したばかりの客数名をもてなしている。

淳一が到着すると、玲奈は彼を好ましく思っていないとしても、役目としては挨拶しに行った。「徳岡さん、ご無沙汰しております。どうぞ中へ」

淳一は彼女を一瞥し、玲奈が穏やかに接しているのを見て、わざわざ揉め事を起こすまいと思って、淡々とうなずいた。しかし明らかに上の空で、挨拶しながら広い会場を素早く見回した。

優里の姿が見当たらず、一瞬、淳一の目には落ち込む色が浮かんだ。

だがそれほど失望はしていなかった。智昭は普段こういう宴会に早く来ないことを知っていたからだ。

新たな客が到着すると、淳一は視線を戻し、玲奈を軽くあしらった。「他の客の対応をしてください」

玲奈こそ早くそうしたいくらいだ。

とはいえ、必要な社交辞令も欠かさないことだ。

玲奈は笑みを浮かべて言った。「わかりました。本日は多くのお客様がご来場しているので、行き届かない点がありましたら、何卒ご容赦ください」

玲奈の言葉から、まるで彼女が主催者のような姿勢だった。

淳一は不快に感じたが、わざわざ取り合いたくないとも思って、冷たくうなずくだけだった。

玲奈もそれ以上は言わず、他の客のもとへ向かった。

玲奈が誰かとしばらく話していると、智昭と優里が到着した。

淳一と同じく、玲奈も智昭が普段宴会に遅めに到着するタイプだと知っている。

智昭が今日こんなに早く来たことに、玲奈の目にも驚きの色が浮かんだ。

藤田グループと長墨ソフトの協力関係を考え、智昭が来た以上、挨拶せざるを得なかった。

しかし玲奈は智昭にだけ声をかけた。「藤田さん」

智昭は手を伸ばして、玲奈と握手を交わした。

玲奈は優里を完全に無視し、一目も見ようとせず、淡々とした声で智昭に言った。「どうぞ中へ」

智昭は常に人々が熱
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Comments (151)
goodnovel comment avatar
アオao
山本山さん ソメイヨシノさん こんばんは! お返事遅くなってごめんなさい(>_<) ソメイヨシノさんが命名者さんだったんですね!使いたくなる気持ちわかります♡わたしも今度から使わせてもらおうと思ってます笑 ご本人の登場嬉し〜〜!!! ほんの一文字変えるだけで見事に間抜けさや愚かさを表現できて、しかも誰のことか一目瞭然なのセンスの塊すぎます!!
goodnovel comment avatar
松岡朋子
私のところにコメント残しててくれたようでありがとうございます! 私も確認してきました笑 あんまり、ざまぁ、は無かったようで…残念…。 取り敢えず、パーティーでは、真田夫妻なんですね!待ちます。うん。待ちます! そしてパーティー後も待ちます…。 らむネロさんの情報のおかげで、何とか希望を失わずにおります!ありがとうございます!
goodnovel comment avatar
松岡朋子
あ、なんか知らない間にこんなにコメントが…ありがたい…そしてまさかそんなにスカッとが無いとか…無いとか…。ショボーン。やっぱりこの作者さん、こちらの肩透かしが大好きなんですね…。 分かりました!1ヶ月後ですね!それを餌に頑張ります!
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