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第85話

Penulis: 雲間探
「いいよ!」

茜は嬉しそうにトコトコと階段を駆け上がった。

玲奈がパソコンを閉じて荷物をまとめ、主寝室から出た途端、茜が飛び込んできて抱きついた。「ママ!」

「うん」玲奈は彼女の頭を軽く撫でただけで、抱き返すことはしなかった。

茜は気づかず、嬉しそうに玲奈に話しかけていた。その時、智昭も二階に上がってきた。足音を聞いた玲奈が視線を向けると、ちょうど二人の目が合った。

智昭は無表情で、玲奈も比較的冷静な様子だった。彼女は話しかける茜に言った。「田代さんに風呂に入れてもらいなさい。ママはパパと話したいことがあるの」

智昭はそれを聞き、足を止めた。

茜は二日間外出して遊び、ご機嫌だった。玲奈の言葉に不満そうだったが、それ以上は何も言わず、部屋に戻って田代さんにシャンプーと入浴を手伝わせた。

壁にもたれかかり、スマートフォンで何かをしている智昭を見て、玲奈は言った。「部屋で話しましょうか?」

「ああ」

玲奈が先に部屋へ入り、智昭が入ってくるのを見てから口を開いた。「ドア、閉めて」

彼女はもしこのまま言い合いになったら、茜を驚かせてしまうのではと心配していた。

そういえば、結婚して何年も経つけれど、二人の関係は決して良くはなかったものの、これまで一度も喧嘩をしたことはなかった。

智昭は彼女を相手にするのも面倒くさがるほどで、ましてや喧嘩などするはずもない。

彼女に関して言えば。

彼と過ごす時間は全て大切にしていた。

喧嘩するなんて、どうしてもできなかった。

智昭はさっとドアを閉め、彼女を見て尋ねた。「何の話だ?」

玲奈は本題に入った。「優里のおじさんたち、うちの伯父の家の向かいにある別荘を買ったんです。もうしばらく前からリフォームも始まってて、たぶん近いうちに引っ越してくると思うんですけど」

優里の母親の名前は遠山佳子(とおやま よしこ)。

けれど、青木家と遠山家の因縁は、佳子と彼女の母親、静香の代から始まったものではなかった。

それはもっと昔、彼女の祖母と優里の祖母が若かった頃から、すでに始まっていたのだ。

二人は若い頃から親友同士だった。

だが優里の祖母は結婚に失敗し、非常に苦しい生活を送っていた。

彼女の祖母はよく援助をしていた。その後、それぞれの孫娘である佳子と静香も親友になった。

大森家と青木家は釣り合いの取れた家柄
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Komen (3)
goodnovel comment avatar
おはぎ
お前、知ってて加担してたのか。クズすぎて言葉にならない
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らむネロ
こういう確執知ってて優里と一緒にいるクズ昭がほんとよく分からん。 優里に出会う前は少し関係改善してたってのも玲奈に嵌められたって思ってたけど実は大森家遠山家が関係してて優里に近づいて実は復讐をクズ昭が画策してたってなら良いなぁ。 クズ昭なら他のあれそれも知ってそうなんだよなぁ。 クズ昭の一瞬の表情はチラッと出ても心情だけが一切出てこないし。 でもやっぱりクズ昭は信用出来ないなぁ。
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もちむぎ玄米
本当に!!腹立たしい!! クソ優里を筆頭に、遠山家、クソ実父を含めた大森家、そして何といってもクソ智昭!! 不倫クソクズカップルを地獄へ落としてくれーー!! 玲奈が可哀想…青木家を傷つけないで! 神様、どうか玲奈を悪い奴らからお守り下さい。玲奈がんばれ!!
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