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第82話

Auteur: 心の底
予想をはるかに超える事態が起きてしまい、潤は急いでパソコンを閉じ、莉亜を引っ張ってステージ裏へとおりた。

彼はかなり不機嫌そうに顔を歪めて、喉の奥から絞り出すように声を出した。「莉亜、お前は一体何をやっているんだ?相馬家の名声を地に落とさないと気がすまないっていうのか?

お前が要求してきた株は望み通りやっただろう。一体何を考えている?」

「私が何を考えているかですって?」滑稽話を聞いたかのように、莉亜は冷ややかに鼻で笑い無表情で彼を見た。「あんたね、二日前に土下座して私に謝ってきたのはあんたでしょ。そして今、私たち二人の関係を白紙にしようとしているのもあんたよ。

どうやら、相馬潤という人間を本当に理解できていなかったみたいだわ」

生気の宿っていないような彼女のその冷めた目に、潤の心の中には一気に後悔が押し寄せてきた。しかし、それはただ一瞬のことで、潤は自分のほうに分があると、再び勢いづいた。「そうだ、君を騙していたことは認める。それは俺が悪い。

だけど、君と一緒になってからのこの数年間、君に対していろいろしてあげてきたはずだ。君が欲しい物は全て捧げてきた。小さい頃から長年共
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