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208話

Penulis: 籘裏美馬
last update Tanggal publikasi: 2026-05-11 18:32:31

「──んふっ♡」

胡桃は投稿したばかりの自分のSNSを見つめ、にいっと目を細めた。

時間が経つにつれて次々とコメントが増えて行く。

「やだー♡みんなお祝いしてくれてるー♡」

胡桃は甘ったるい声を出すと、ちらりと部屋の扉を見つめた。

ここは、NEW ISLANDのデザイン部屋。

胡桃のためだけに誠司が用意した一室だ。

施錠もしっかりしたし、外から聞き耳を立てても中の声を聞かれる心配が無い、防音設備のしっかりした部屋だ。

胡桃は椅子に深く背を預け、くるりと回った。

「それにしても誠司もお馬鹿さんよねー。堕ろす訳ないじゃん♡これでもみじの存在理由なんて無くなったし、離婚届も誠司に名前を書いてもらったし♡後はもみじがあれを提出するだけね」

胡桃は含み笑いを漏らしつつ、母親・桔梗から送られた画像をパソコン画面上に表示する。

それは、もみじがデザインした駅舎のラフ。

ボツになったものだ。

だが、胡桃も。桔梗も。

このラフ画はもみじの母・舞奈がもみじに遺した遺作だと勘違いしている。

「お父さんが調べてる件に、私のデザインを潜り込ませる事が出来たら……!私がSe
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