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49話

Author: 籘裏美馬
last update publish date: 2026-02-17 18:14:01

一頻り気が済むまで抱き合った後、誠司と胡桃は軽く朝食を食べ、出かける事にした。

胡桃が誠司と出かけたい、と可愛らしいお強請りをしたのだ。

胡桃に可愛く請われた誠司は嫌な顔1つせず、快く頷いた。

誠司は自分の部屋で外出用の服に着替えながら、ふと思い出す。

「そう言えば……もみじとは殆ど出たけた事は無かったな……」

もみじは、何度も誠司をデートに誘っていた。

入籍してからも、もみじは記念日を迎える度にせめて外食でも、と誠司を誘っていたのだが誠司は仕事の忙しさを言い訳に、入籍してからはもみじと一緒に出かける、なんて事はほぼした事が無かった。

「──……」

流石に悪い事をしたと考えているのか、誠司は気まずそうにもみじの私室がある方向に顔を向けた。

「仕方ない。もみじが退院して戻って来たら、外食くらいはしてやっても良いか。……そうすれば、もみじも喜ぶだろう。……俺だってわざともみじを転倒させて怪我をさせた訳じゃないしな」

外食に連れて行ってやれば、それが詫び代わりになる。

胡桃を優先してしまった事も、それでもみじは許すだろう、と誠司は考えた。

誠司が着替えを終えて部屋
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