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迷い

Penulis: みゃー
last update Tanggal publikasi: 2026-01-15 19:18:01
(なんだろう……この体の節々の痛みは?……で、今いつだろう?……)

そう思いながら、横向きに横たわる智也がゆっくりゆっくり瞼を上げると――

少し離れた所にあるテーブルの上のスタンドライトの仄かな明かりに照らされて、すぐ目の前に大成の顔が見えて、彼も体を横たえ智也をじっと見詰めていた。

「おはよう……智也」

大成の、少し掠れた低い艶声。

そして大成は、静かに目を細めて智也の髪を優しく撫でた。

「たい……せい……」

智也は、大成のその穏やかな表情と、そして寝起きで意識がまだ彷徨っていたせいで完全に時間の感覚がズレた。

―錯覚してしまった―

今、目の前にいる昨日再会した大成が高校生の時代の大成だと思い込んでしまい、恋情で胸を一杯にして彼を呼んでしまった。

「智也……」

大成がそう囁いた唇が、智也のそれにゆっくり近づき、重なる。

今、智也自身も高校生だと思っている智也は、あの当時は当たり前だったそのままに口付けを従順に受け入れた。

あの時と、変わらない――

触れるだけのくすぐったくて甘酸っぱくて、心から泣きたくなるような優しいキス。

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