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第42話

Penulis: 純
楓の腰に回された大きな手は、力強く、そして揺るぎないものだった。薄いシャツ越しに雅也の体温が伝わってきて、楓の顔は一気に赤く染まった。体勢があまりにも親密すぎる。雅也の微かなコロンの香りさえ、すぐ鼻先に感じられるほどだった。

「雅也さん、ありがとうございます」

楓は慌てて姿勢を正し、雅也の目をまともに見られなかった。

雅也は、まるで何事もなかったかのように平然と手を引いた。先ほどの接触が彼にとってごく日常的な動作に過ぎなかったかのように。

「薬材を見る時も、足元には気をつけるべきだな」

その口調は冷淡なままだったが、楓には以前よりもわずかに柔らかく聞こえた。

その後の視察中、楓はもう不用意に周囲を見回したりはしなかった。再び転んで、雅也の胸に飛び込むようなことになっては困る。あの心臓が早鐘を打つような感覚は、あまりにも危険すぎた。

「こちらが当拠点のラウオルフィアの乾燥エリアです」

恵美が一列に並んだ乾燥棚を指差した。

「ラウオルフィアは、ここでの主要な栽培薬材の一つなんですよ」

「ラウオルフィアのアルカロイド含有量は、一般的にどの程度のレベルに達するのでしょうか?
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藤田真紀子
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