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35 資料に潜む違和感とコーヒーの救い

作者: 缶小豆
last update publish date: 2026-08-03 05:20:00

レオンハルトが、木箱にある残った資料を読み直す中、ミレイユも、レオンハルトと別れて、一人でもう一度手に持っていた資料を開きなおした。

「あの木箱の中に書いたものを置いたのは師匠だわ」

だって、魔物のイラストや特徴の書き方も、あの大型の設計図のような錬金術の細かいレシピも……

全部師匠の筆跡だもの……

ミレイユは、確信を持ってそうだと思った。

「でも……それだったら、私の知っている師匠はどこに行ったの?おかしすぎるわ」

ミレイユは、独り言を呻くように呟いた。

一箱目は、魔物の弱点や生態のまとめだった。

国王直轄地で隠されていた魔物情報が細かすぎて、レオンハルトさんは仰天していたけれど……

でも、ここが入ること自体が禁じられてないなら、師匠と私にとってはいつものこと。

錬金術師の客は本当に多種多様だ。

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