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第27話

Penulis: 明かり
言葉では責めていても、藍里の声はどこまでも甘かった。少し拗ねたような、優しく甘えるような響きがあった。

二人とも嫉妬せずに済む、丸く収まる解決策はないか。一聖はしばらく真剣に考えた末に、ひとつの名案を思いついた。

子どもは、両家の両親に預けてしまえばいいのだ。

だが、藍里は賛成しなかった。

「お父さんもお母さんも、私たちの世話をしてくれるだけで十分大変なんだから、育児まで丸投げするのは筋違いだよ。両親は家政婦さんじゃないんだから」

言われてみれば、確かにそうかもしれない、と一聖も思い直した。

「じゃあ、どうする?」

息子が藍里にべったりとくっついている光景を想像したとたん、一聖の顔が少しだけ曇った。

藍里は彼を慰めるように言った。

「お腹にいるうちに、二人きりでたくさんお出かけしておこうよ」

言い終わるか終わらないかのうちに、すぐ隣から低く短い「そうだな」という返事がこぼれた。穏やかで温かみのある声には、隠しきれない喜びの笑みが滲んでいた。

ただ、いざ出かけようと準備を始めると、一聖はお腹の子のことが頭をよぎり、さっそくためらい始めた。

外はひどく冷える。家の中
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