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第1231話

Auteur: 桜夏
「彼には私から言っておくわ。今夜は理恵に付き合う」

理恵は一瞬で機嫌を直し、歓声を上げた。「やった!透子、大好き!」

やはり透子の心の中で、一番なのは自分なのだと確信したようだ。

通話を終え、透子は聡とのトーク画面を開いた。時間を確認すると、四時半を回っている。

聡にメッセージを打ち込み、やむを得ない事情を説明した。今夜は理恵を優先させてほしい、埋め合わせは明日する、と。

送信して間もなく、聡から返信が届いた。

【デートの時間も場所も決まっているのに、この時間に連絡が来るなんて、嫌な予感はしてたんだ。やっぱりか】

透子はそれを見て、罪悪感に胸が痛み、すぐに謝罪の言葉を送った。

聡はさらに続けた。

【君の中では、俺は妹以下の存在らしい。理恵のために俺を振るなんて】

【知ってる?今夜の食事、俺が丸一日どれだけ楽しみにしてたか】

画面越しに怨念が滲み出てきそうな文面に、透子は慌てて頭を深々と下げるスタンプを三連打して機嫌を取った。

確かに自分が悪い。昨夜承諾しておきながら、約束の直前になってドタキャンしたのだから。

謝罪の言葉とスタンプを送った後、聡からの返信はしば
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