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第156話

Author: 桜夏
「新井グループですか?あちらは伝統的な製品が主力では?なぜゲーム業界に参入するのでしょう」

「さあね。おそらく、この業界に食い込みたいのだろう」

公平は言った。

「あのような大企業なら、参入したければ中小企業を買収すればすぐに始められる。資金に困っているわけでもあるまい」

何気なく大企業の事業戦略を語っただけだったが、透子はその言葉を真に受けた。先週の金曜、蓮司が先輩と争った際、会社を買収すると脅していたからだ。

そして今回、新井グループが知勝との提携を奪った。本来の主力業界とは異なる分野に。つまり、十中八九、これは自分のせいだ。

そう考え至った時、透子は無意識に拳を固く握りしめた。もし自分のせいで旭日テクノロジーが標的にされ、先輩の会社が危機に陥ったら……

「如月さん?何をぼうっとしてるんだ、少人数会議は終わったぞ」

公平がテーブルを軽く叩いて注意すると、透子ははっと我に返り、ノートパソコンを抱えて立ち上がった。

「午後1時半の部門会議で15分間の発表時間を取ってある。準備はできているだろうな」

透子は頷いた。

「はい、準備はできています」

「そうか。自己弁護
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良香
すくなくとも、かつて夫であった、と言う事実は何だか纏わりついてきてんな〜、って感じた時に話しておけば良かったかと思う。 対策も取れるし、相手に付け入る隙も与えなくて済むかと思うが、蓮司や先輩、透子さん、この人たち恋愛初心者だから、相手がどういう心情に陥ってるかを理解出来ない。 だからここまで拗れてんだよね。 この前ぶん殴られた時点で刑務所に入れたら良かったんや。
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