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第279話

Penulis: 桜夏
理恵はメッセージを見て、母が兄に友人の娘たちと会うように言っていたことを思い出し、どこのお嬢様かと兄に尋ねた。

自分が透子の家に泊まってまだ数日しか経っていないのに、兄はもうデートの約束を取り付けたのか、と。

妹として、未来の義姉がどんな人か、付き合いやすいか、事前に知っておきたい。ついでに人柄も探っておきたいのだ。

しかし、兄からの返信はなく、完全に無視された。

透子の方は、残業を終えてから部長に水曜日の休暇を申請した。開廷の日だ。

翼が証拠を十分に準備してくれていたので、彼女は何も心配する必要はなく、ただ出廷すればいいだけだった。

翌日。

午前、聡が旭日テクノロジーへ契約に訪れ、提携が成立し、双方は握手を交わした。

「柚木社長の信頼に感謝します。旭日テクノロジーはご期待に応え、予定通りにソフトウェア開発を完成させます」

駿は微笑んで言った。

聡は頷き、今後のフォローアップは自分が出る必要はないと、部下に旭日テクノロジー側との引き継ぎを任せた。

駿が見送りのために席を立つと、会議室を出たところで聡が立ち止まり、尋ねた。

「如月透子さんはデザイン部に?」

駿は
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