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第420話

Author: 桜夏
そして、蓮司に関する本当の情報を部外者が知る由もない。

大輔は毎日ある留置場へ通い、今日は病院へも駆けつけ、さらにはお爺さんまで行った。

これらすべてが、一つの事実を示している――

蓮司が会社を休んでいるのは、胃病での入院が理由などではなく、勾留されているからだ。

もっとも、胃病というのも本当かもしれないし、あるいは別の病気か。

いずれにせよ、留置場内で発作を起こし、救急車まで呼ばれたのだ。

大した病気ではないはずがない。少なくとも、多少の「期待」は持てる。

彼は相手にメッセージを返し、引き続き外で見張るよう指示する。そして、お爺さんたちが帰った後、蓮司の病室を突き止めさせる。

連絡を終え、悠斗はパソコンを開く。目はモニターに向けられているが、その視線はどこか宙を彷徨っていた。

蓮司は一体なぜ留置場に入れられたのか。お爺さんでさえ、手を出せないとは。

いかなる病気で発作を起こしたのか。大輔が朝早くに駆けつけたのは、事前に連絡を受けていたからか、それとも……

パソコンのバッグを提げていたが、彼は普段、夜にしか面会に行かないはずでは?しかも、昨夜行ったばかりだ。

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