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第603話

Auteur: 桜夏
男は続けた。「それに、今回の失敗はそもそも俺のせいじゃない。あんたがあの女にボディーガードがついてるなんて、事前に言わなかったからだ。

もう一度チャンスをくれ。次は絶対にしくじらない。前回は連れ去ってから始末するつもりだったが、今度は白昼堂々、路上で仕留めてやる」

その声は低く、陰湿だった。

美月は黙り込んだ。確かに、今すぐ他のプロの殺し屋に連絡する当てもない。

それに、本来はこのSIMカードはしばらく使わず、どこか別の場所に隠しておき、この騒ぎが収まるのを待つつもりだった。

美月は冷たく言った。「あなたに払った手付金は返してもらわなくていいわ。任務失敗の口止め料だと思って。意味は分かるわよね?」

男はそれを理解し、保証した。「成功しなければ、残金はいらない。その間、こっちから連絡もしない。万が一捕まっても、あんたのことは絶対に吐かない」

美月の声は氷のようだった。「じゃあ、やりなさい。今度こそ私をがっかりさせないで。徹底的にやってちょうだい」

そう言って、彼女は電話を切り、SIMカードを取り出した。

しばらくはこのカードを使う必要はない。透子の死が確認できたら、残金
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蓮司〜そこで深読みしなくていいから! 本当に社長として優秀なのか疑問になってきた。 透子の事になると周りが見えなくなるだけなのか?
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