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第814話

Author: 桜夏
「仮にタマがゴミ出しに降りてきたところで、外の警備がアレだぞ。中はもっとヤバい。そんな中でどうやって堂々と攫うってんだ?」

その冷静な分析を聞いて、仲間はもう何も言わなかった。マンションの敷地内に軽々しく足を踏み入れれば、下手をすれば瞬く間に包囲されるだろう。

「……今夜、ターゲットが出てこないなら、明日の朝だ。出勤する時の、車への乗り降りの一瞬を狙う」運転席の男は、すでに次の手を考えていた。

車はマンションの外で息を殺し、機会を窺っていた。

今夜はもう無理だろうと諦めかけていた、その時だった。七時半になった頃、ターゲットの女がマンションから出てくるのを、男は発見した。

「おい、桐谷(きりたに)に準備させろ!行動開始だ!」

その頃、マンションの前に広がる遊歩道では。

透子が出てきた。先日会った、雅人のアシスタントが「公正証書にしたためた書類の控えをお渡ししたい」と連絡してきたからだ。

アシスタントはクリアファイルを一つ手渡しながら、事務的な口調で言った。「如月さん、こちらの公正証書は厳格な法的効力を持ちます。社長も署名しておりますので、国外にいても有効です」

透子はそ
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Comments (7)
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あすか
早速の続きありがとうございます!! 面白くて本当に最後まで一気に読みたいです。
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末吉喜恵子
続きはいつ読めるのでしょうか。最後まで一気に読んでしまいたいです。
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child1028believe
殺人がボディーガードに阻まれて透子は無事。 エンジェル資金の行き先がバレて美月絶体絶命。美月の嘘芝居も雅人にはもう通用せず。 そして透子のDNA鑑定も無事完了ってなれば最高!
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