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第1097話

Penulis: 小春日和
「早く早く!披露宴用のドレス!披露宴用のドレスはどこ?」

幸江は真奈のために着替え用のドレスを探して慌てていたが、更衣室に着いたところでスタッフが白いドレスを差し出した。幸江はよく確認もせずにそれを真奈に渡そうとしたが、スタッフが慌てて声を上げた。「幸江さん!それは奥様のものではなく、幸江さんのです!」

「私の?ブライズメイドも着替えるの?」

その時、福本陽子が慌てて駆けつけ、ブライズメイドにも衣装替えがあると聞くとすぐに言った。「ブライズメイドも着替えるの?じゃあ私のは?」

「申し訳ありません、福本さん。こちらは幸江さんの分です」

福本陽子は不満そうに言った。「同じブライズメイドなのに、どうして幸江は着替えられて私はダメなの?納得いかないわ!私も着替える!」

福本陽子までドレスを着替えると言い出し、スタッフは明らかに困惑していた。

どうしよう……!

もし伊藤さんから頼まれた任務を果たせなかったら、自分のキャリアはここで終わってしまう!

「いいわ、着替えて。あなたの分は私のところにあるから」

真奈のその一言で、スタッフはまるで天から光が差し込んだかのように顔を輝かせた。

うう……黒澤夫人、なんて優しいの……!

真奈は白いシフォンのドレスを福本陽子に手渡し、「一緒に着替えよう。これ、着るのがちょっと大変だから」と言った。

「まあ、本来この私が誰かと一緒に着替えるなんてあり得ないけど……今日はあなたが花嫁だから、特別に付き合ってあげるわ!」

福本陽子はそう言いながら真奈と一緒に更衣室へ入った。それを見た幸江は明らかに不満そうにしており、自分もついて行こうとしたが、スタッフに再び止められた。「幸江さん、更衣室はあまり広くありませんので、こちらでお着替えください」

その言葉を聞き、幸江は不機嫌ながらも、自分のブライズメイドドレスを持って隣の更衣室へ向かった。

「変ね……どうして私のブライズメイドドレスは彼女のと違うの?」

さっきまで全く同じものを着ていたのに!

真奈は福本陽子の一本気な様子を見て、そっと耳元で何かを囁いた。それを聞いた福本陽子は、はっとしてようやく事情を悟った。

なるほど!

宴の席で、伊藤は立て続けに酒をあおっていた。

傍らの福本英明が不思議そうに言った。「おい、今日結婚するのはお前じゃないだろ?そんなに元気あるなら
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