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第1327話

Author: 小春日和
真奈が口を開いた。「あなたはこの家に馴染めていないようね」

「それは俺が人として落ち着いているからだ!俺は新時代を生きる若人だからな!」

「……」

伊藤は三人を連れて伊藤家の門内へと入っていった。

広間ではメイドが掃除をしていた。伊藤家の屋敷はまるで巨大な博物館のようで、所狭しと貴重な収蔵品が並べられていた。真奈がざっと目をやっただけでも、これらの品々は全て価値のある本物で、陶磁器から置物まで、全て百年以上前の骨董品だ。古代なら王侯貴族しかこれらの品を手にできなかっただろう。

そして伊藤の父親は、これらの品々全てを目に見える場所に飾っている。

盗難を恐れていないということだ。

真奈がこれらの収蔵品を見ていると、壁一面に並べられた様々な珍石に気付いた。それらの石は、高価な翡翠や宝石以外に、彼女が見たことのない品種が多くあった。

真奈が近づいてさらに見ようとした時、伊藤の父親が収蔵室から姿を現した。

「君たちは……」

伊藤恭介(いとう きょうすけ)は眉をひそめた。彼は均整の取れた体格で、五十歳を過ぎているにもかかわらず、眉目には若い頃の端正な面影が残っていた。

「父さ
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