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第1548話

Author: 小春日和
冬城の表情を見て、真奈は彼にも未練があると悟った。

肉親を奪われた仇は、必ず討たねばならない。

同時に、絶対に光明会に身近な人間を傷つけさせるわけにはいかない。

これを成し遂げるには、敵を知り己を知らなければ百戦危うからずだ。

これらは全て、以前佐藤茂が真奈に教えた真理だった。

真奈は言った。「冬城、あなたが怖いならこの件は私がやる。元々あなたに相談するつもりもなかったし、私の選択を尊重してほしいの」

冬城は唇を噛み、それ以上は何も言わなかった。

過去であれ、現在であれ。

冬城はいつも自分のやり方で真奈を愛し、自分が彼女を守れると思い込んでいたが、結局彼女の本心を尊重したことは一度もなかった。

この世には「あなたのため」と言いながら、どれほど多くの人間が、かえって相手を苦しめているのだろうか。

冬城は言った。「わかった、君の望む通りにしよう。だが覚えておいてほしい、もし君に何かあれば、君の周りの人間で、喜ぶ者は誰一人いないだろう」

「その点は心配しなくていいわ。私は利己的な女だから、生死の局面ではもちろん生き延びる方を選ぶわ。背後にいる相手と正面衝突するつもりはな
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